- プロシードマービー の購入
で、購入した車がマツダのプロシードマービー
たまたまなんかウェブ上のアフィ記事かなんか開いたら載ってて興味を持った
んで調べたら伊勢崎に何台か弾があるようだったのでとりあえず見に行くかってな感じで軽く見て何故かそのままの流れで購入
形は後期型
正直前期型のほうがクロカン車っぽくてかっこいいと思うけどなんだかこのずんぐりむっくりした形も日本車感薄くて悪くない
荷室は奥行きはあるものの高さがなくて自転車乗せるのが大変
一台だとこんな感じで横倒しに乗せるのが一番楽
しかしサドルとハンドルが入れる時に開口部の上に当たるので斜めに入れないといけないのが地味にストレス
複数台乗せる場合は中に入れてもいいしこうやってテールゲートに引っ掛けてもよし
最大で4台入れられてこの状態なら人間も5人乗れる
しかし入れるの最高にめんどくさくて5人ぐらいいないとまず無理
これがやりたくて買ったようなところもあるけどまぁ二度とやることはないでしょう
しかし新たに購入した車とは言っても20年以上前の旧車
なんなら前に乗ってたRF3のほうが年式新しいし
さらにこの車は恐らく新潟とかで乗られてたようだし20年余りで走行12万キロってのはなかなかあんまり乗ってなかったようでいたるところがボロい
見た目はそこそこキレイだけど中身はかなりガタがきており購入した状態のままでは遅かれ早かれ動かなくなりそうだった
- 早速トラブル
予想通りトラブルは早期に訪れた
7月からはクーラントの吹き戻しが半端なくさらに8月には坂道で水温計が上がってオーバーヒート寸前になってしまった
さらにはオイルも漏れまくりでエンジンギトギトで見るからにやばそうである
とりあえずラジエーターキャップを交換してみるが効果は特になくちゃんと修理が必要だなと強く感じた
なおもちろん保証なんてのは購入後1000kmまでみたいなあるのかないのかわからないレベルのものしかなくこの時点で既に2000km以上走ってる
そして購入した伊勢崎のお店にそのために行くのも大変だしで神奈川県内で信頼できそうなお店を探した
そしてガチなクロカンのお店を苦労の末見つけ出し相談をすることに
お店のオーナー、そしてたまたま居合わせたお客さんとボンネット開けてエンジンかけたり色々やって故障箇所を彼らの経験を元に探っていく
MTBもそうだけどオフロード系はやはり切った貼ったみたいなのは共通の世界のようだ…と妙な安心感を感じつつ修理を依頼することにした
- 冷却系とかのリフレッシュ
でオーバーヒートの主な原因はありがちなサーモスタットの固着だった
サーモスタットが全く動かない状態で僅かに空いてる穴から気持ち程度の循環が行われていたようでマジで危険な状態だった
クーラントを見ると乳白色にはなってなかったのでエンジンオイルは混じっていない、つまりガスケット抜けという最悪の事態には至っていないようだった
そして居合わせたお客さんがラジエーターファンのカップリング不良も発見してくれたのでこれも交換することに
話を聞くとこの方はガスケット抜けをせっかく修理したのにカップリング不良でエンジンをダメにしたことがあり、それでひょっとしたらと指摘してくれたことによる発見だった
エンジンオイルの漏れに関してはタペットカバーの劣化だろうという判断だった
そういう訳でサーモスタット、カップリングの交換、タペットカバーの交換をしてもらい、あとエンジンオイル、クーラントの交換をしてもらった
エンジンオイルはワコーズが業者向けに卸している過走行車向けと銘打ったアンチエイジングオイルというものにしてもらった
聞くところによるとこのエンジンオイルは色々な添加剤が含まれておりお得なんだそうな
なおラジエーターも怪しいんじゃないの?とチェックしてもらったがこれは納車前に交換されてたようでかなりキレイなものだったということで清掃だけにとどまった
あと見るからに怪しかったベルト類も交換してもらった
そしてついでにうるさくて仕方なかったボロボロのマッテレタイヤもヨコハマのATタイヤに交換
ここまでで20万近い費用がかかってしまったがその後水温計が上がるようなこともクーラントが吹き戻すこともなくなり、エンジンオイルも当然ながら漏れなくなって一命を取り止めることに成功したようだ
オイル漏れの止まったエンジン
特に写真右側のあたりから漏れまくりだった
カップリングは左側のファン軸のところ
タイヤ交換してハードコアさは減ったもののロードノイズめちゃくちゃ静かになったしゴロゴロした乗り心地もなくなって普通の車になった感じ
あとホイールのキャップ外してオシャレ感は減らした
ホワイトレターは内側にしてもらったほうが良かったかな…
- プラグ、プラグコードの交換
次に気になったのがエンジンの吹け上がりである
坂道を走っていると顕著で2千回転付近から伸びずかなり頑張って登る感じになる
もともと2トン近い車体に2.5Lのガソリンエンジンでパワーがないことは百も承知であったがみんカラのレビューとか見てるとやっぱり俺の車は異常にパワーがないような気がしていた
エンジン自体に問題は無さそうなのでお店の人に言われていたプラグが怪しいのではないかと勝手に目星をつけてみた
調べてみるとプラグの劣化によってちゃんと発火せず回転数が上がらなくなるなんて事象があるようだ
なんとなく乗りながら検証すると1速、2速ではちゃんと走り、3速、4速の状態で吹け上がりが悪くこのプラグが悪さをしてるのではないかと
プラグもイリジウムじゃないしいつから交換してないのかわからないのでNGKのイリジウムプラグ、そしてプラグコードに交換してみることに
交換自体はそんなに難しくなさそうだったのでヤフーショッピングでポイントを使い安く部品を手配
イリジウムMAXというプラグで10万キロぐらい持つ優れものである
納期は1ヶ月程度かかってしまったが部品代は合計1500円しかかからなかった
交換したプラグ
見た感じ汚いけどそんなに減ってない気がする
ひょっとして交換してからあんまり期間経ってない?
交換用に買ったプラグコード
これもヤフーのポイント使って激安で入手
とりあえず雨降りまくってるので雨が当たらないところに移動してなんとか交換
説明書に従って一本一本やったら楽勝
プラグ交換するより簡単だわ
一番奥のコードはなんか短くてしかもカバーがなんか溶けてる感あって良くなさそうな状態だった
- ATF交換
さらに念には念を入れてATFの交換にまで着手することに
俺の車みたいに10万キロを超えていて交換履歴も分からない車は普通の交換ではダメなようで圧送交換という方法が良いようだ
この圧送交換の世界ではトルコン太郎というふざけた名前の機械が非常に評判がよく、これで交換をすると新車みたいになったみたいな大袈裟なレビューがたくさん出てくるのである
しかしこのATF交換というのもなんだか経験やらなんやらが求められるようで迂闊にやるよりかは慣れてる人にやってもらうのが良いようでまたしても良さげなお店を探すことになった
そして県を跨いで埼玉の上尾にあるお店で作業をしてもらうことにした
このお店はこういった圧送交換を得意としているようで全国から予約が殺到しているとのことだった
そういう訳で9月早々に予約をするも作業自体は10月に入ってからになった
なお作業にあたってはオイルパンの清掃、そしてストレーナーの交換もやるべきと言われホイホイ了承した
あとクロカン屋さんでワコーズのcore701というATFの添加剤がヤバイと教えてもらっていたのでついでに入れてもらうことにした
このトルコン太郎の作業というのは新しいフルードを使ってAT内部を清掃するというやたらと金のかかる方式をとっており結局添加剤含めて11万ぐらいの費用がかかった
リフトしてもらってトルコン太郎に接続
ここに至るまでにオイルパン清掃、ストレーナー交換とか一通りやってもらっている
外したオイルパンだけど走行距離の割に綺麗だったそうだ
恐らく前オーナーは定期的にATF交換やってたんじゃねとのこと
写真が前後するけどプロシードマービー にはオイルパンにドレンがついてない
なのでATFたっぷりのオイルパンを外す必要がある
そんなに汚れてなかったのでオイル交換は1セット、そしてワコーズの高い本番オイルを注入
これが初っ端の状態だけど左端の新しいフルードに比べて真っ黒黒塗り…じゃなくて黒
しかしみんカラで見る他の人の車の写真と比べるとまだ少し透明度があるように見える
オイル交換一回目のところ
いきなり結構綺麗になった
そしてワコーズ入れたところ
上の赤いフルードと混じって色変わっているけどもうほとんど汚れは見えない
アップで見てもめっちゃ綺麗
そして高級添加剤core701の投入
- 追突事故によるバンパー破損、修理
そしてここに至るまでに完全に自身の不注意による追突事故を起こしており板金屋さんでバンパーの歪み修理という名のステー交換をしてもらっているのでさらに3万円程度の費用がかかっている
結局のところ車の購入金額が110万でそこからエンジン、冷却系のリフレッシュ、タイヤ交換、ATF交換、バンパー修理で30万ぐらいのお金がかかった
バンパー修理は我ながらアホすぎるし一年に二回追突事故とか自慢にも何にもならない深く反省すべき事案であることは言うまでもない
ただそれ以外にも旧車に乗るためには金がかかるもんなんだなということを勉強することになった
- 次にやりそうなことは…
次回のエンジンオイル交換時にはデフオイルの交換、ついでにエアクリーナーのフィルター交換をやってもらおうと思っている
これであとはウォーターポンプとか壊れない限りは一通り手をつけた感じだろうか
ほんとはマフラーもボロいから交換したいけどこれは先になりそう
- で、結局どうなのよ?
納車時に比べての変化であるが
まず顕著な違いはタイヤ交換による静粛性、乗り心地の向上だろう
もともとついてたマッテレタイヤも残り1部山みたいなクロカンやってる人から見たら意味不明な状態だったので交換による効果は絶大だった
まず何より静かだし低速時にノブが引っかかる感じがなくなり乗り心地も良くなった
コーナーでノブがよれて不安だったのもノブの低いATタイヤのおかげで解消した
あと雨天時にマンホールとか踏むと超滑ってたのも解消
HTタイヤと悩んだけどATタイヤでも全然いい
今まで4本8千円みたいなタイヤしか買ってこなかったからめちゃくちゃ高いタイヤで躊躇したがここまで良くなるなら交換して良かったと心の底から思う
燃費については重たいマッテレから交換して良くなるだろうと思ったが案外そうでもなくタイヤ交換だけではほとんど変化はなかった
プラグ交換、プラグコード交換はタイミングがずれたのでそれぞれ効果がどれくらいあったか確認できた
まずプラグだが、交換による効果はない!と断言していいかなって感じ
なんとなく気持ち吹け上がり良くなった気もするけど依然として回転数の伸びが悪いところは変わらない
たぶん燃費も変わらないんじゃなかろうか
まぁもともとついてたプラグの写真見ても分かるとおりたいして減ってないし世間一般でもプラグ交換による効果なんてトラブルでも起こってなきゃ体感できないなんて言われるぐらいだしこんなもんだろう
プラグコードは交換してなんか静かになったような気がするのとトルク感上がったような気がするけど気のせいかなぐらいのレベルで正直わからん
ATF交換はもともとが実はそんなに汚れてなかったというのもあって顕著な違いは残念ながらまだ感じられていない
シフトアップは明らかに静かになってシフトの繋がりがかなりスムーズになったのは体感できている
高速域や登り坂では息切れ気味だったのが上手いことシフトが繋がって運転しやすくなった
core701効果は500kmぐらい走って馴染み出してからというのでATF交換直後の今はまだそんなになのかな?という感じ
まぁ一回乗れば確実に毎回300kmぐらいは運転するしすぐに馴染むだろう…
と書いたが早速500kmほど走る機会があり燃費を計測
何気なく過去最高の燃費記録を叩き出した
実燃費に関しても記載しておく
ちなみに購入してから毎回満タン方式で燃費計測をしている
・購入時 平均6.76km/L、最高7.46km/L
マッテレタイヤが255/85R16とメーター誤差約10%なので実際には7.4km/Lぐらい?
タイヤの抵抗大きくて燃費にかなり影響してそう
・タイヤ交換後 平均7.13km/L、最高7.59km/L
ATタイヤにして燃費が伸びるかと思いきやそんなに変わらない
265/70R16にしたのでメーター誤差は約1%とほぼなくなったので実質変化なし、辛口に言えば落ちてる可能性がある
マッテレって意外と燃費良い?というかタイヤの太さなのか?
・プラグ、プラグコード、ATF交換後
平均6.975km/L 最高8.19km/L
給油2回だけなので平均はガタ落ちしてるけど最高燃費が一気に伸びた
ATF交換にはアイドリングが伴うし細かい移動日が多かったので1回目の給油は5.76km/L、満タンから2回目の給油は8.19km/Lだった
途中渋滞にも結構ハマって燃費落ちるだろうなと思ってたのにやっぱ効果あるのかATF交換?それともプラグコードが影響してるのか?!
・ハイオク投入
色々調べたらECUが北米仕様とか書いてあって日本のオクタン価が低いレギュラーだと燃費もパワーも落ちるとのこと。まじかよと思ってハイオク入れて走ってみた。
平均8.2km/L 最高8.84km/L
ハイオク効果は結構出ててエンジンは静かになるしトルク感は明らかに増した
3速の糞詰まり感は未だ拭えないけどATの繋がりが良くなった相乗効果で踏み込みが減ってるような気がする
結果燃費にも影響が出ていて平均して8km/Lはでるようになった
自宅の川崎から乗鞍往復をギリギリ無給油で走れるぐらい
みんカラだと9.8km/Lが平均で書いてあるけどそこにはちょっと到達できない気がする
これATじゃなくてMTの記録じゃないのかな…
9km/Lが平均して出るならハイオク入れるけどレギュラー から1割アップ未満だとやっぱりレギュラー入れるかなぁと悩ましい
またしばらくして更新あったら書いていくつもり
はじめまして、いつもブログの更新楽しみにしています。
返信削除MTBの整備の参考にさせただいています。
はじめまして!こんな場末のブログにコメントいただきありがとうございます
削除細かい作業ばかりですが色々試行錯誤してるので参考になれば幸いです