なんとなく去年ぐらいから欲しいなーなんて漠然と考えてましたが意外と手が届く値段だなと通販サイトで発見してしまったのが運の尽きで2016年12月に発注。
フレームが3月に届き色々とパーツを厳選して2017年5月に完成しました。
日本には恐らく僕以外でこのフレームを発注した人はいないんじゃないでしょうか。
さらにこのキチガイアッセンブリーは確実に世界に一台しかないはず!なんて大見得切ってみました。
まぁそれなりに拘ったバイクなのです。
前置きが長くなりました。
Nicolai ION G19 Sサイズ
僕の持っているバイクでは唯一の27.5インチ
ニコライはドイツでハンドメイドされているので基本的にオーダーして数ヶ月待たされます。僕の時は納期三ヶ月ちょっとでした。
G19は今流行りのフォワードジオメトリー、かつニコライのお得意のスーパーロングホイールベースとなっています。
Sサイズのくせにホイールベースは1274mmとそこらへんのダウンヒルバイクだとLサイズかよって感じの大きさです。
車に乗せるのが大変なのがかなり玉に瑕です。
ヘッドアングルも61.5度とすげースラックなのでとにかく下りの安定感はハンパないです。
適当に組むとヘッドアングルは59度くらいまで寝かせられますが凄まじく鈍重になるのでフォークの突き出しは規定より多くしてアクスルトゥクラウンがフレームのマニュアルどおり582mmになるようしっかりセッティングしてあげないといけません。
で、安定感以外の乗り心地ですが、意外とハンドル遠さは感じません。そんなに早く走れませんが高速域ではこのぐらい懐に広さがあったほうが乗りやすかったりするのです。と思ってます。
リンクはプログレッシブ感が強くone-sixtyと味付け具合がかなり違うので正直違和感があります。
リアユニットにスペーサーを入れてサグ減らしたりしてますが未だにしっくりきてません。
このフレームが輝くのは間違いなくレース。フリーライド的な感じより安全に早く的確に走る!ってのが似合いそうです。
レースに全く出ない僕にはそもそもコンセプトからして合ってないような気がします。
所有欲はかなり満たされるのでまぁそれはいいかなと…。
フレームにはIONと削り出されたアルミが溶接されています。
隙間に砂が詰まってとれないのがかわいいところです。
金属加工職人の友達曰くなかなかこの溶接は難しいというかめんどくさいみたいで感心してました。
クランク、チェーンリングはhope
長さは170mm、リングは34tです。
hopeのダイレクトマウントチェーンリングは黒色以外を扱っている店が少なくて調達にはなかなか苦労しました。
チェーンデバイスは77desingzのものを購入して職人の友達にアルミで削り出してもらいました。超かっこいいです。
あと77designzの36t用クラッシュプレートをパイプユニッシュで塗装剥離してロウカラーにしてます。
ペダルは飽きずにINSANESのHIHIFU
壊れたらhopeにでも変えようかな…
リアディレイラーはセイント
流石にこのグレードのバイクにZeeをつけるのもなんかアレだったので頑張って買いました。
ちなみにフレームプロテクターがわりにESIのシリコンテープを巻いてます。
遠目に見ると養生テープにしか見えないぜ!
カセットは10速アルテグラの11-28t
ここもそのうち7速化してみようかななんて思ってますがレース出る気もないので多分ずっとこのままでしょう。
ハブ、ローターはhope
スポークはDTのチャンピオン
ブレーキキャリパーはセイント
キャリパーのマウントはhope
ポイントはフルシルバーってところ。
ハブはブースト規格なので148mmです。
ブレーキのマウントはフレームのカラーとほぼ同色で一体感がかっこいいです。
ちなみにhopeのローターはなかなか曲者でhopeのキャリパー以外だと干渉があるのでここには涙ぐましい努力があります。
ここら辺はまたそのうち別に書き留めておきたいです。
フロントも同じ構成です。
リムはスパンクのスパイク35
シルバーのリム探したから手に入るのがこれしかなかった。
チューブレス化してますがリムの接合部からエア漏れするのでエポキシを流し込んでいます。
タイヤは前後マジックマリーなので全然転がらなくて笑えます。
リムの保護のためハックノリスをリア側だけ入れています。
サドルはエルゴン
シートポスト安定のトムソン
シートクランプはhope
なかなかこのサドル悪くありません。少なくともアミアミのプラサドルに比べれば圧倒的にラグジュアリー…!
シートクランプはdkg最高!な人間ですがhopeも全然悪くないです。
クロマグのと同様に動く場所にスレコン塗ってます。
ハンドルはdeityのブラックレーベル
800mmを760mmにカットしています。
プラチナなんちゃらというカラーのため他の無塗装丸出しとはちょっと違った色になってます。そのうち変えたいなぁ…。
ブレーキレバー、シフターはもちろんセイント。
ブレーキも色だけでそのうちTRPあたりに変えたい。
しかしセイントのシフターはなぜ他のシフターとクランプの作りが異なるのか。
海外に持っていった時に外すのが最高にめんどくさいです。
グリップは有無を言わさずセンサス
ステムはdeity
長さは50mmに設定しています。
最初はdeityのマイクロステムっていう30mmぐらいのステムをつけていましたがジオメトリーやらなんやらの関係でフロントに荷重が全然かからんわ突き出し調整幅狭すぎるわで結局この形に落ち着いています。
リアユニットは2017年式のFOX FloatX2
スペーサーは全部入れてます。まだ入れられるならまだまだ入れたい。
どうにもセッティングが決まらない困ったやつです。リバウンド遅すぎるんだよなぁ…
フォークは2017年式のFOX 40
ヘッドパーツはクリスキングのインセット
カシマの文字位置で分かる通り突き出し量をかなり増やしています。
このぐらいでフレーム推奨値のヘッドアングルになります。
海外の写真を見まくってこの位置にしています。
まぁ海外のレーサーもこんな感じのセッティングだったし大丈夫でしょう…きっと。
ちなみにフォークは標準のままだと僕の体重にはどうやっても固すぎるのでスペーサーは全部抜いています。
底付きするなら一個ぐらい入れようかなと思いましたがちょうどいい感じです。
リンクはアルミの削り出しです。
惚れ惚れします。
ケーブルガイドとバンパーが備え付けです。
ヘッド周りの溶接ハンパない。
メードインジャーマニーの文字が削りこまれています。
ニコライのマークも削ってあります。どんだけ削りたいのか!かっこいいぜと自己満足。
あとなぜかフレームにリセットのヘッドパーツが備え付けでした。
この時すでにクリキン購入済みだったのでもったいないですが外しました。
デカールはメタルシルバーとかの色を選択してみたら全く存在感ないやつでした。
ここはギラギラしてても良かったな。
ちなみにチェーンステーにはケーブルガイドが付いています。
というわけでこんな感じのバイクなんですがダウンヒルバイクって日本にいるとなかなか登場シーンがないなっていうのが正直なところです。
ふじてんは何気にせせこましいのでエンデューロバイクやハードテールのほうが楽しいし、富士見専用機になりそう。
あ、ウィスラーのバイクパークはこいつで良かった!と思いました。
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