MTB orange スポーク ホイール 交換

折れたスポークをタイヤを外さずに直す

先日根っこの多いホームトレイルを快調に走っていたら横から飛び出した根っこにホイールが激突した

転ぶことはなかったがその代わりバキッと嫌な大きな音が鳴った

ディレイラーぶっ壊してしまったかと思ったが少し漕ぐと引っかかりは問題ない

そうなるとこれはアレだ

スポークが折れた音だ

わかりにくいけどスポークが折れてる

その場では友達が持っていたダイソーの巻き爪用絆創膏を貼ってとりあえずスポークがプラプラするのを防いだ

あの時はほんと助かりました

この場を借りてお礼を申し上げます

という訳で折れたスポークを交換しないといけない

大体スポークが折れると勢いでリムテープ貫通してパンクするもんだけども運良く(?)スポークが折れただけだったので今回はタイヤを外さずにスポーク交換にチャレンジしてみようと思う

というのも俺のタイヤはRimpact Proというcushcoreの亜種っぽいインサートが入っていて外すのが大変だしタイヤ外してスポーク交換となるとリムテープも貼り替えないといけない

そして極め付けに先月もスポーク折ったのでその時にシーラントを死ぬほど充填してしまったのでタイヤ外すとなるとシーラントでビシャビシャになる地獄が待っている

なので出来るだけタイヤは外したくない

そんなモノグサな精神が今回のチャレンジに至った経緯である

つーわけでまずは折れたスポークを外さないといけないからそれの確認

リム側はまぁ特に何事もなく外せるが気をつけないとニップルがリムの中に迷い込んでタイヤを外すことになるから注意

ハブ側はカセット外さないとスポークが抜けなさそう

まぁこのぐらいは仕方ない

渋々カセットを外し折れたスポークを抜く


続いてリム側

上にも書いたけどニップルがリムの中に落ちないようにしないといけない

折れたスポークを外す前に周りを養生しておく

これは新しいスポークが恐らくリムをガリガリして傷がつくからである

折れたスポーク外した後にやろうとするとくどいけどニップルがどっか行ってしまいそうだからこういうのは先にやっておく


次にニップル落ち対策としてモンキーレンチでニップルを咥え込んでおく

薄刃のモンキーじゃないと新しいスポークがたぶん入れられないから注意

無事に折れたスポークを外せた

モンキーレンチもいい感じにニップルを咥え込んでいて安心した

さあ新品のスポークに交換


ハブにスポークを通してニップル付近に寄せる

案の定リムにガリガリ当たったので養生しておいてよかった


ニップルを少しリム側に入れつつ慎重にスポークをニップルに挿入する

入ったら即締めて抜けないようにしないとと思ってたがニップル側のネジ山までに少し余裕があったので上手いことハマってそんなことする必要はなかった

モンキーで軽く締めていってニップルが落ちないなというところまでいったら外して指で締めていく

無事にスポークの交換ができた

想定通りにことが進んで感激した


あとはスポークレンチでガンガン締めていく

締めすぎないようにたまに他のスポークを指で弾いて音の高さを比べた

そして最後は一応テンションゲージで他のスポークとのテンションを確認


念には念を入れて振れ取りもやったがカーボンリムなのでスポークのテンションを合わせた時点でほぼ振れはなかった

が、ほんの僅かに振れてはいたのでとりあえず全体の調整ということで振れ取りは実行


振れ取りも完了して無事にスポークの交換ができた

タイヤも外してないので30分もかからず出来て大満足

ハブのプリロード調整のために薄刃のモンキーレンチ買って本当によかった

タイヤもリムテープも何も弄らず元に戻ってよかった、本当によかった

それよりも一緒にぶつけたのであろうリアディレイラーのケージが3Dに歪んでてこっち直す方が大変だ…

次回はいつになるかわからないけどケージ交換でもしてみようかな