Nukeproof ARDのレビュー

2019年4月末日にインストールしたNukeproofのタイヤインサートであるARDをタイヤ交換と共に外したのでここに長期利用レビューを書こうと思う

まずARDってなんだよってところから

この黄色いのがARDである

これはメーカーのイメージ図だけどインストールするとこんな感じになる
MTBでありがちなリム打ちによるリム破損を防ぐもの
今や色んなメーカーが参入しているがこのnukeproofのARDはCRCやwiggleといった大手通販で5000円程度で買え、入手性、費用面ともに結構優秀なのである
防御性能で最高を誇るクッシュコアがペアで余裕の1万越えなのでこれでそこそこ効果あるなら超オススメかと

インストール

インストールはめちゃくちゃ簡単
タイヤはめて間にARDを入れるだけ
リムとの相性もあるようだけど俺の使ってるHUNTのリム(内幅30mm)ではマジで何の苦労もなくインストールできた
入れにくいと思ったらビードを中心にしっかり落としておけば良いと思う
なおインストールにかかった時間は前後含めて10分ぐらい
クッシュコアとかだと結構みんな苦労しているようだけどARDは全然そんなことない

使用感
つけて最初に感じたのは剛性感の強化だった
めちゃくちゃ低圧運用ではないけど20psiぐらいが基本の俺だがタイヤのヨレが確実に減る
特にフロントのヨレが減るとコーナーで狙ったラインをトレースできるので真面目にちょっと上手くなった気分になる

イメージとしてダウンヒルケーシングのタイヤを使った感じに近いかな?
そのくせケーシングの薄くて軽いタイヤが使えるのでこの点のメリットはかなり優れていると思った

しかしこれは時間と共に慣れやらなんやらで感じにくくなる気がする

保護の具合
トレイルがメインだがふじてんや富士見でも何度か走行しつつ丸一年以上使ったがパンクは一度もなかった
サイドカットがなかったのはただのラッキーだったかもしれないけど丸一年タイヤ交換せずこれたのは楽だった

フロント

こちらはフロントに入れていたARD
覚えてる限りフロントケースすることはなかったからキレイなもんである
キズひとつなかった
もちろんリムも凹みなくキレイな状態だった

リア





こっちはリアの写真
パッと見はキレイだけどよく見るとサイドにリム打ちで破れた箇所が散見される
破れているところは貫通しており衝撃はリムに達していそう
ていかリム一箇所凹んでるし…
やはりサイドの肉が薄いところは保護性能が低いのかもしれない
真ん中の太いところはまったく何も起こっていなかった

しかし全体的にキレイだし見た目だけでは再利用できるように見える

ウルサイ音
ただ一個致命的な欠点があるようだ
こちらの動画はお友達と一緒にふじてん走ったときのもの
25分のあたりから俺がカメラをつけて走っているのだけど根っこ越える時とかにゴトゴトなんか音がなっているのがわかるだろうか

これはARDがタイヤの中で動いて音が鳴っているのである
MTBRなど色々なフォーラムでも報告されているのだがなんか知らんけど使っていると伸びてきてゴトゴト言うようになる

走っている最中に音が気になることはないがこうやって動画で見るとやっぱり気になる
そして当初感じていたサイド剛性もなんとなく感じにくくなってきた気がするのでARDの運用はやめることにした


所感
パンクするとチューブ交換やらタイヤ交換やら時間とお金が無闇にかかるのでそういったトラブルがなかったこの一年はそういうストレスは少なかったと思う
しかしゴトゴト音が何をきっかけに鳴るようになるかは不明だが長期運用には向かず、定期的な交換は必要だなと思った
あと付属するバルブにシーラントが詰まりやすい気がする


ちなみに今回はrimpactに交換してみた

凹んだリムを保護すんのかいって感じだけど…
こっちも一年ぐらい使ったらレビューしてみようかと







0 件のコメント :

コメントを投稿