Tyeeを購入して1年半が経過
購入してからほぼ毎週トレイルやらパークで乗っているしカナダにも行ったりレースで泥だらけにしたりだったのでそろそろフォークのオーバーホールでもしてみようかなと思った
特に緊急を要してる訳でもないが好奇心が勝り200hour serviceというのに挑戦してみようと思いたった
参考にしたのは50hour serviceと同様にRockshoxのサービスマニュアル
というのを参考にした
今回の作業で行ったのは
・Charger2 Damperのオイル交換、ブリーディング
・ダストシールの交換
・Debonairのアップグレード
の三点
200hサービスといいつつキットは購入してないので細かいシール類の交換はしてない
特にダンパーのオイル交換はyoutube見ても情報がなかったのでおっかなびっくりの作業になった
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※書き忘れてたけど作業に使ったもの
六角レンチ 2mm 2.5mm 5mm
クローフットレンチ 23mm
トルクス T10
ロックリング工具
オートバイ用タイヤレバー
スナップリングプライヤー
バルブコアツール
ショックポンプ
ゴムハンマー
ロックショックス チャージャーブリードキット
バイス
35mmシールドライバー
トルクレンチ
ロックショックス 0w-30オイル
ロックショックス 3wtオイル
スラムバター
パーツクリーナー
ショップタオル
竹串
歯ブラシ
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では早速作業開始
まずは作業をしやすいようにフレームからフォークを取り外す
キャリパーを取り外す
次にホースを外す
外したキャリパーがブラブラして邪魔なのでリピートタイでフレームに括り付けておいた
ステムを引っこ抜く
で、フレームからフォークが抜けた
相変わらず下玉押しが汚い
溢れんばかりに入れたグリスはどこに消えたのだろうか

フレームは一旦退避

フォークだけになった

まずフォークのエア量を確認して

抜く

フレームは一旦退避
フォークだけになった
まずフォークのエア量を確認して
抜く
念のためバルブコアも外しておく
コンプレッションは解放にしておく
一番やわらかい状態ね
んでキャップを外す
キャップを外したらこんな感じ
次の作業に行く前にトップキャップを少し緩めておく
これをやっておくと後々すこし楽
ちなみに2018年以降のモデルだと六角じゃなくてロックリング工具になってる
素晴らしい

リバウンドノブも最速の状態にしたら外す

下のボルトを緩め、あと3周ぐらいで外れるというとこで止める

ゴムハンマーで叩き、分離!

こんな感じに隙間ができたらオッケー!

アウターレッグを引き抜く前にオイル受けを用意

インナーチューブを引っこ抜くと汚ねぇオイルが垂れてくる

というわけで分離が完了

今度はエアチャンバーとダンパーをインナーチューブから引っこ抜く
リバウンドノブも最速の状態にしたら外す
下のボルトを緩め、あと3周ぐらいで外れるというとこで止める
ゴムハンマーで叩き、分離!
こんな感じに隙間ができたらオッケー!
アウターレッグを引き抜く前にオイル受けを用意
インナーチューブを引っこ抜くと汚ねぇオイルが垂れてくる
というわけで分離が完了
今度はエアチャンバーとダンパーをインナーチューブから引っこ抜く
まずはエア側からやってみよう

まずはトップキャップを外す
といってもあらかじめ緩めてたので特に苦労もなく取れる

続いてダンパー
引っこ抜くときはガチャガチャならないように慎重に抜く

ほい、エア側に戻る
エアシャフトを引っこ抜くのだが、抜けどめのスナップリングを取り外す必要がある
スナップリングは簡単には外れないようになっていて、マイナスドライバーとか使ったりするのだが、上手く行かなかったので力技で抜いた

取り外しにはもちろんこんな感じのスナップリングプライヤーを使う
取り外しにはもちろんこんな感じのスナップリングプライヤーを使う
シャフトをキズつけないように養生
ちょっとだけ苦労したけど取れた
スナップリングを外したらようやくエアシャフトが抜ける
ボルトを付けて取っ手をつくる!
こんな感じで一回押し込んで
勢いよく引っこ抜くとエアシャフトが抜ける
なかなか上手くいかなくて三回ぐらい挑戦した
お次はダストワイパーを外す
ここは色んなブログで紹介されてるし特に悩むこともない

まずはオイルシールを取る
まずはオイルシールを取る
今回は交換するので穴あくとか気にしない
めっちゃ乾燥してた
ダストワイパーは定番のオートバイ用タイヤレバーを使う
2〜3年に一回ぐらいしか登場シーンのないこの工具でミリミリと抜いていく
作業めっちゃしにくいからフェンダーは外した
横着しちゃだめだよね
というわけで大部分の分解は終わり!スナップリング外すのに手間取ったが今のところ特に問題なし
組み付けたりする前に外したパーツのお掃除
インナーチューブは丸めたショップタオルにたらふくパーツクリーナーを吸わせてお掃除
アウターレッグも同じ方法で掃除
スポークが一本あると楽
ネジ山などの細部は歯ブラシや綿棒、竹串を使って掃除
掃除完了
すこしはキレイになってるはずなんだが写真がとにかく良くないな…
続いて次はチャージャーダンパーのオイル交換!
随分と前に購入していたチャージャーブリードキットを使う
ちなみにブリードキットには3wtオイルがついてくるから別に用意する必要はない
写真の黒いボトルを使う日はくるのか…
手元にはマニュアル
さてマニュアルに従って作業開始だ!
まずは多分不要だと思うがマニュアルに沿ってOリングを外す
お次はいよいよ分解だ!
オイルが垂れないようにこんな感じでショップタオルを巻いておく

で、バイスにかける
で、バイスにかける
23mmのレンチをかけてリバウンドユニット?を外す
無事に取れた
ここら辺の部品は全部再利用するのでスラムバターを塗っておく
で、元に戻す
今考えると交換しないならこの工程いらなくね?
とりあえずマニュアルにしたがいブリードポートのネジを外す
トルクスT10さあ!次はオイルを捨てるぞ
普通に溜まってるオイルを
バシャーっと
ブラダーと呼ばれるゴムの部分をニギニギして絞り出す
なんかゴミが見える
組み付け時の汚れかな?

中にパーツクリーナー吹いて掃除
中にパーツクリーナー吹いて掃除
(追記)パーツクリーナーを中に吹いたらブラダーをニギニギするのをお忘れなく
その後ひっくり返してパーツクリーナーを捨てる際にもブラダーをニギニギして残らないように気をつけること
その後こんな感じで数分放置

さぁ続いてオイルを入れる

なんかヤクルトみたい
さぁ続いてオイルを入れる
なんかヤクルトみたい
なみなみ入れたけど溢れるしこんなに入れる必要なかった
(追記)オイルを入れたらブラダーをニギニギする
そうするとブラダー内に溜まっていたエアが抜けてくるので気泡が出なくなるまでニギニギする
なおエアが出なくまで握ると写真の状態から油面は恐らく1cmぐらい下がるはず
なので油面の下がりに応じてオイルは追加すること
合体!
んで20Nmぐらいで締める
クローフットレンチで長さが若干変わってるから恐らく22〜23Nmぐらいで締まってるはず
さぁブリーディングのはじまりだ!

オイルをシリンジに充填
オイルをシリンジに充填
20ccぐらい入れた方がいいね
写真の量だとちょっと少ない
事前に空気をシリンジから抜いておく
ブリードポートにシリンジを装着
んで作業用にボルトもつけておく
あとはシャフトを押し込んで〜引っ張って〜を繰り返す
早く動かさないでゆっくりとゆっくりと地道にやる
なんか塗ったスラムバターとかがシリンジに入ってくるけど大丈夫なんか?まぁ見なかったことに
で、飽きたら終了
(追記)シリンジを取る前にシャフトを一番引っ張った状態にしてシリンジを限界まで押す
その後押すのを解放しシリンジが自然な位置に戻るのを待つ
元に戻ったらブリードポートからシリンジを外す
この際にちょっとオイルが飛び出てくる可能性があるので注意が必要
ブリードポートにネジつける
破壊しないように慎重に締める

終わったらリバウンドのテスト
終わったらリバウンドのテスト
ロックアウトの状態にしてシャフトが動かなくなればオッケー
ちゃんと機能したぜ!良かった

無事にダンパーのオイル交換が終わったら後は組み付けていくだけだ!
無事にダンパーのオイル交換が終わったら後は組み付けていくだけだ!
まずはシールにオイルを吸わせる


やっぱり新品はキレイだなー

お次はダストワイパーの取り付け
やっぱり新品はキレイだなー
お次はダストワイパーの取り付け
上のバネは外しておく
んでシールドライバーに装着
これユニオールの35mm/36mm対応のやつだけどすごく良い
ハンマーを使わずに手で入れてく
すんなり入って気持ちいいなこれ

完成!!!
完成!!!
シールドライバーのおかげでまったく苦労せずに出来てちょっと感動
さぁ次はエアシャフトの取り付け
今回、新しいデボネアシャフトに交換する

棒にスラムバターを塗ってインナーチューブの内側15cmぐらいまでグリスでベタベタにする
棒にスラムバターを塗ってインナーチューブの内側15cmぐらいまでグリスでベタベタにする
シャフトにもスラムバターを塗りたくる
で、挿入!なかなか入らないけど焦らず!
入ったらスナップリングを取り付ける
ちなみにスナップリングには裏表がある
角がとってある方がフォークをつけたときに下側に来るようにするとのこと
できた!念のためスナップリングをくるくる回してちゃんとハマってるか確認する
問題なければシャフトを引っ張って伸ばして取り付け完了
トップキャップにもスラムバターを塗って取り付ける
ダンパーのにも
Oリングつけるの忘れずに
で、取り付け
トルクレンチで締めるけどこの状態だと作業しにくい!!
コンプレッションの調整するキャップも忘れずに
って忘れる訳ないか

さあ!合体の時がきた
さあ!合体の時がきた
前回かなり手間取ったが今回はとくに労することなく完了
フェンダーはやはりないほうが作業しやすい
続いてフォークオイルを入れる
ロックショックスはだいたいダンパー、エアともに10cc
次は下のボルトを止める!
トルクは左右どっちも5Nm
ちなみにクラッシュワッシャーはFOXみたいに潰れないから使いまわした
最後にダンパー調節のキャップを取り付ける
そして完成!
写真撮ったり途中来客があったりと実に半日ほどかかってしまったが次回は2時間ぐらいあればできるかな
動きは恐らくデボネアキットが効いてるのか初期の入りが素晴らしく良くなった
ちょっとFOXっぽくなったって感じかな
しかしロックアウトの状態で衝撃を与えるとペダルモードに自動的に戻ってしまうようになった…
全然原因がわからんけどロックアウト使わないし動きに影響ないしまぁいいかな
またバラした時に確認しようかなと
ちなみにエア容量が増えた関係か前と同じセッティングだと少し柔らかく感じるようになった
なので5psi増やした
ストロークの具合もなんだか変わったのでリバウンド、ローコンプの設定も変えた
とりあえず機能してるし成功ってことでいいんだろう、うん
と言うわけで作業は終了である
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