Rockshox Lyrik RCT3(2018)50hour serviceをやってみた

2018年の2月に購入したTyeeだが、慣れるためにほぼ毎週乗ったしカナダにも持って行ったしレースで泥だらけにもなったことだからそろそろメンテをしようと思った。
ほんとはダンパーもばらしてフルオーバーホールといきたいところだけど工具が揃っていないためオイル交換にとどめた。
次回はサービスキットを購入して挑戦だ。

・はじめに
Rockshoxのサスペンションは50時間のライド後、200時間のライド後にメンテをすることが推奨されている。
簡単に書くと50時間はロアレッグのオイル交換、200時間はシール交換とダンパーのブリード
今回は前者のオイル交換を行った。
難易度は高くなく誰でもできるから時間があるならみんなやったほうがいいと思う。
ちなみにFOXのフォークと手順はほぼ同じ。

・必要なもの
RockshoxのHPにマニュアルがあるのでそれにしたがって準備を行う。
50時間サービスだと特別用意しなきゃならないのはフォークオイルぐらい。
Lyrik RCT3(2018)のサービスマニュアル















用意したもの一式
この写真には写っていないけどプラハンとスリックハニーも使った。
ほんとはスラムバターを使うべきだけど買いそびれていたので仕方なく・・・。
mtbrとか見ても同じだよ!って書いてあったし。

・手順
ざっくりと書くと次の流れで作業を行う。
(1)ロアレッグを引っこ抜く
(2)掃除する
(3)フォームリングに新しいオイルをつける
(4)ロアレッグを取り付ける
(5)オイルチャートに従ってオイルを入れる
(6)色々ネジを締める
かかる時間は慣れてれば30分ぐらいかな。
今回は写真を撮りながらやったり休憩したりやったので2時間ぐらいかかった。

・作業風景

まずはフォークをフレームから取り外す。
天井が高い家だったらフレームにつきっぱなしでも作業はできる。
Rockshoxの公式動画はフレームから抜いてないし。


ブレーキを取り外す。
RockshoxのホースガイドはFOXみたいに上から抑えるタイプじゃなくて通すタイプだからたいしたことないけど少し外すのがめんどくさい。


トップキャップを外してステムを緩めてコラムから引っこ抜く


フォークが抜けた。
下玉が泥だらけできたねぇ


フレームをメンテスタンドからおろしてかわりにフォークをメンテスタンドに。
ようやく作業のスタートラインに立ったという状態。


まずフォークの空気を抜く。空気を抜く前にちゃんと空気圧を量っておこう。

心配性の俺はバルブコアも外しがち。

今度は下側のノブとかを外す。


リバウンドノブは外す前にリバウンドを一番早い設定にする。
もちろん何クリックで使っていたかはどっかにメモっておく。


2.5mmのアーレンキーでリバウンドノブのネジを外すとキャップがフリーになって抜ける


5mmのアーレンキーでそれぞれ3~4周ぐらい緩める。
中のシャフトと分離するためまだ完全には取り外さない。


プラハンやらゴムハンで数回ぶったたくとなんだか分離したような感覚がする。
うまく外れなかったらネジをもう1周ぐらいゆるめてから叩く。


左右のネジを外す。


この後インナーチューブを引っこ抜くとロアレッグからオイルが出てくるのでオイル受けを用意しておく。
俺はオイルパンじゃなくてペットシーツを敷いた。


ゆ~っくり慎重にロアレッグを抜いていくとオイルがポタポタ垂れてくる。
くれぐれも急いで抜いて中のシャフトに傷をつけないように!


はい、抜けた。
こっちは今回ばらすことはないので拭いたりしてきれいにするだけ。


とりあえずどっかに置いておく。くれぐれもシャフトが曲がらないようにシャフトに負担がかからない置き方をすること。


めちゃ写真ぶれてるけど今回はこいつのお掃除がメイン!

垂れてきたオイルを見た感じやっぱだいぶ汚れているような予感


まずはフォームリングを取り外す。
こいつは再利用するので慎重に外すこと。


やっぱりめちゃ汚い!本当に再利用できるのかよこれって感じ。


パークリをシュッシュしてショップタオルの上で指で押し汚れを押し出す。
そしてとりあえずこのぐらいは綺麗になった。


綺麗にしたらフォークオイル(0-30w)に漬けておく。
どうでもいいけど0-30wはけっこうサラっとしてるんだな。


次はロアレッグのお掃除。
パークリを思う存分使って満足いくまで掃除しまくる。
中のほうはパークリ漬けにしたショップタオルを丸めて棒で押し込んだりする。
シールの下も忘れずに!


続いてインナーチューブ側も掃除。
狭いところは竹串があると掃除しやすい。


一通り満足いくまで掃除ができたらいよいよ元に戻す作業。

ここからオイルまみれになったから写真がないが
フォームリングを元に戻す
 →なかなかきれいに収まらなくて焦った
  串で形を整えながらなんとか綺麗に収まった。
シールにスラムバターを塗る
 →スラムバターがないのでスリックハニーで代用
  内側に万遍なく塗る!!
ロアレッグにインナーをぶっさす
 →シールの径が想像より小さくてなかなか入らなくて焦った
  何回かハラハラしつつも無事に挿入完了
といった作業を行う。


で、色々終わったあと。
ロアレッグにオイルを入れるのでインナーは最後まで入れない。


RockshoxのHPにあるオイルチャートを見てオイルをシリンジに注入
2018年のLyrik RCT3は左右どちらも10㏄とのこと。
FOXに比べると少ないね。


で、注入。
入れ終わったらインナーチューブをあたるところまで奥に入れると
ロアレッグの穴からインナーのシャフト内側のネジ山が見える。


左右のボルトをつける。
とりあえずシリコングリスなんて塗ってみた。


下のボルトはどちらも7.3Nm指定
終わったらリバウンドノブを取り付ける。
ちなみにリバウンドノブのネジは山が短いから締めすぎに注意・・・


忘れずにバルブコアを付けて、、、


完成!!!

あとはエアを入れてリバウンドの設定をして終わり。
エアは上下均等に入るように空気入れて少し動かしてからまた入れるようにする。

今回の作業で一番の難関はシールにインナーぶっさすところだった。
その後一回ライドしたけど特に問題なし!よかったー

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